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活動報告

ミャンマーで日緬友好の桜植樹です

2017/01/30 活動報告

今日、早朝にミャンマーから帰国。

昨日29日、ミャンマーは首都ネピドーのミャンマー大統領官邸前で「サクラ植樹祭」。「Sakura Festival Myanmar」です。

アウン・サン・スー・チー国家最高顧問も出席。スー・チー最高顧問と私が両国を代表して挨拶。サクラを通じて二国間関係をさらに発展へ。

愛媛県の高岡さんが品種改良に成功した「陽光さくら」、南国でも美しいサクラが咲き誇ります。この度はウィン・ミン下院議長らと100本を植樹。ネピドーに見事な桜並木が誕生します。

私は日本・ミャンマー議連会長。同時に、さくら振興議員連盟会長でもあります。この度の「Sakura Festival Myanmar」はオン・マウン・ホテル観光大臣と協力して開催。

 

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植樹祭のある大統領官邸前。夕刻には綺麗に整備され、暑さや直射日光から苗木を守るためにネットが丁寧に張られている。アウン・サン・スー・チー国家最高顧問とともに私も隣に植樹。2年以内にネピドーの陽光さくらを1000本に展開します。

 

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植樹祭に先立ち、ヤンゴン管区議会議長、副議長ら幹部と懇談。議員定数123。定数2の選挙区が45。軍人枠33。軍政から民生に。混乱もなく政治は安定している。軍人枠をどうするか。待ったなしの課題は山積みです。

観光面も国をあげて開発中。ホテル整備、クレジットカードの使用展開、道路鉄道など移動の利便性の向上。ミャンマーはまだまだ現金主義。国民が口座を持つことが進められるかどうか。金融にも注目です。日本がお手伝いします。

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また、ネピドー郊外の僧院を訪問。ミャンマーは圧倒的な仏教国。こうした僧院で僧侶たちが修行や寝食を共にする。同時にこの施設は子どもたちの教育の場に。ミャンマー版「寺子屋」です。子どもたちは徒歩で、ちょっと遠い児童は自転車で通います。授業料は無料。教師もボランティア。子どもたちは教科書を朗読。大勢の大きな声が心地よく聞こえる。黒板に向かって右側が男子、左側に女子。きちんと別れて座る。みんな熱心で高い集中力。私語はなく、姿勢が良い。今は冬で乾季。暑くなくてちょうどいい気候ですが、真夏はどんな様子なのか・・。

入口では履物がきちんと整理されている。乱雑に脱ぎ捨てられていない。生活の中の習慣か、保護者の躾か。きっとこれが当たり前の日常なんですね。ミャンマーの未来は明るいと感じる、ほっとするような、そして人材育成の原点、根本を目の当たりにします。

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同じくネピドー郊外の僧院敷地内に「鎮魂之碑」がある。平成6年 戦後50年に際して建立。「ビルマ派遣独立無線第百四小隊第四分隊」の鎮魂之碑。衛生隊 電報班 兵器部 軍医部 従軍看護婦 と。多数の日本人将兵がビルマで生命を落とした。御線香をあげて手を合わせました。日本軍はビルマに進駐した。戦中戦後、ビルマの人々に迷惑をかけ、またお世話になったこと忘れてはならない。岡山県からはビルマ戦線に多数が出征。僧院敷地内に碑の建立をお許しいただいたこと、管理してくださっていることに心から感謝です。歴史を風化させてはならない。

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吉岡秀人医師率いる国際医療ボランティアのスペシャリスト団体「ジャパンハート」が運営する施設「ドリームトレイン」にも3年ぶりに訪問。様々な理由で、親元や故郷で生活出来ない7歳から22歳までの子どもたちが180名。カレン州、シャン州出身の子どもが多い。ここで生活し、学校に通う。家庭の状況が改善すれば親元に戻る場合も。ここで懸命に勉強して進級 進学を果たす。一人一人の子どもたちに、よい人生が拓けますように、自立と自律を支える手厚いサポートです。ジャパンハートはこうした事業の他、ミャンマー各地で、手術や出産など年間400人超の日本人医療関係者が手弁当で医療提供に協力。頭が下がります。

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この国際情勢のなかにあって、日本・ミャンマー、ウィンウィンの関係を構築します。

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