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活動報告

インターンシップ活動日記2016

2016/10/08 活動報告

立道詩乃です。
9月26日、最後のインターンシップ活動がありました。

最終日の最後の活動として、山陽時事問題懇談会に参加しました。今までは秘書の方に同行して参加していましたが、今回は一人で参加しました。
「皇室取材の現場から」という演題で、講演が行われました。現在、日本の皇室は皇位継承や生前退位に関わる問題など、様々な課題に直面しています。皇位継承の問題は平成時代になってから関心が高まりました。皇室典範により皇位は「皇統に属する男系の男子」が継承するとされています。平成18年に悠仁親王が誕生しましたが、皇位継承資格をもつ皇族の不足は深刻な問題とされています。その対策の一つに女系天皇の容認が挙げられます。しかし、女系天皇を容認に対して、男系の血筋が途絶え、別の家系の天皇が誕生することになると指摘されています。別の家系の天皇には歴史的な正当性の主張が難しくなり、皇位が不安定になることが懸念されるそうです。

また生前退位は、天皇陛下が生前に退位する意向を示されているという報道や天皇陛下のビデオメッセージをきっかけに関心が高まっている話題です。天皇陛下は即位されてから今まで、式典の出席や被災地へのお見舞いなど多くの公務に携わってきました。国民に寄り添うことが務めであると考えていらっしゃるそうです。「天皇の位にあるべきは務めを果たすことができる者であり、十分に務めを果たせなくなれば譲位するべきだ」という考えを示されてきた天皇陛下は、年齢や健康上の不安から生前退位を望まれています。しかし、生前退位を認めるためには、皇室典範の改正または特別法による措置などが必要となります。さらに、どのような場合に退位を認めるのか、退位後の地位はどうなるのか、という問題や強制退位の可能性などから慎重な議論が必要だそうです。

この夏、天皇陛下の生前退位は大きく話題となり、私も生前退位に関わるニュースをよく見ました。陛下の年齢を考えると、生前退位は認められるべきではないかと思っていました。世論調査によると大半の国民が生前退位には賛成という考えを持っているようです。しかし、実際に生前退位を認めるためには、考えなくてはならないことも多く、簡単に決められることではないのだと知ることができました。

最後になりましたが、二か月間ありがとうございました。
活動最終日ということでお昼には「お疲れ様会」を開いていただきました。事務所の皆さんもお忙しい中でこのような会を開いてくださり、うれしかったです。
振り返ってみると、あっという間に過ぎてしまった二か月ですが、代議士や夫人、秘書の方や事務の方には本当に親切にしていただきました。皆さんの支えがあって、私はインターン活動を無事に終えることができたのだと思います。心から感謝しています。evernote-camera-roll-20160827-151215

岡山大学法学部法学科
立道詩乃

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